サッカー解説者でもあり、2016年から障がい者サッカーの7団体を統括する日本障がい者サッカー連盟の会長として活動されている北澤豪さんが電動車いすサッカーについて解説しています。
第31回東京国際映画祭の特別企画として上映された、ドキュメンタリー映画『蹴る』(中村和彦監督)の内容にも触れながら、電動車椅子サッカーの魅力についてお話しされています。以下抜粋
『電動車椅子サッカーは、文字どおり電動の車椅子を使ってサッカーをする競技です。電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行います。比較的重度の障害を持った選手が多くて、ジョイスティック型のコントローラを手や顎などで操りプレーをするんです。性別や年齢の区分はなくて、男女混合のチームでプレーします。
こう聞くと、皆さんはどんな競技だと想像をするでしょうか? 恐らく、実際にプレーを見ると驚くと思いますよ。ジョイスティックで操作する電動車椅子の動きはすごく繊細で、スピーディ。そしてボールをまっすぐ蹴る際には、電動車椅子をくるりと回転させるんです! この様子を見ただけでも、この競技の面白さに惹かれると思います。
今回の映画に主演している永岡真理選手をはじめ、選手たちは絶妙なコントロールで、ボールをぴたっとトラップします。そのディテールがスゴイし、カッコいいんです! 永岡真理選手は電動車椅子でドリブルまでするんですよ!? YOUTUBEなどで動画を観てもらうと、その凄さがわかると思います。
昨年の7月にアメリカ・フロリダで、電動車椅子サッカーの世界一を決める第3回FIPFAワールドカップが開催されました。フランスが優勝したのですが、上位に入った国が健常者サッカーの強豪国と同じような顔ぶれだったのは、興味深かったですね。』
ご興味のある方は以下のサイトをご覧ください。Safari Online LIFESTYLE 北澤豪の「こだわりMYスタイル!」
https://safari-online.jp/lifestyle/column/detail.php?id=2285&p=1